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【随時更新】排除措置命令執行免除申立

【最近における排除措置命令・旧法審判審決の執行免除保証金(および没取)の一覧。】

※執行免除保証金の額
・「岩手県発注の建築一式工事入札談合」事件
 南建設 100万円・大森建設100万円・タカヤ100万円・高光建設100万円・匠建設100万円・樋建設100万円 (裁判体の構成は区々だが同額)
・「塩化ビニル樹脂向けモディファイヤーの価格カルテル」事件
 カネカ1000万円・三菱レイヨン1000万円 (裁判所の構成共通)

※新法事案:
シャープ1000万円(決定文
(以下、【備忘のため】審判請求人のプレスリリース等を列記)

・日本音楽著作権協会1億円(プレスリリース 09/08/2009)
・クアルコム・インコーポレイテッド 保証金額不明(
クアルコム報道発表 02/11/2010)

※執行免除申立の有無・免除決定の有無不明のもの
(以下、【備忘のため】審判請求人のプレスリリース等を列記)
・文化シャッター(
参照)/三和シャッター(2件のうちカルテル事件。参照)/東洋シャッター(参照)【記載上は執行停止の申立。法54条の執行停止の意か】
・吉孝土建・真成開発【執行免除申立の有無不明】
・MT映像ディスプレイ/サムスン・エスディーアイ・カンパニー・ リミテッド【執行免除申立の有無不明】

※没取は半額事案が増加
(株)ベイクルーズに係る保証金没取申立事件
(東京高等裁判所 09/14/2009)
「本件における相手方の違反行為(本件原産国表示)は,本件審決(平成19年1月30日付け)の時点では終了しており,相手方は,ウェブサイト及び店頭において本件原産国表示についてのお詫びとお知らせを掲載していたのであり,また,本件審決の執行が免除されていた間には本件違反行為(本件原産国表示)あるいはそれに類する行為が再び行われたことは窺えないから,相手方に執行の免除を得させたことにより本件審決の執行が約1年8か月にわたり妨げられたとはいえ,本件違反行為(本件原産国表示)の速やかな排除という公益上の要請が害された程度は実質的には低いものといえる。」

新日本石油(株)に係る保証金没取申立事件
(東京高等裁判所 08/04/2009)
「本件違反行為は平成10年11月中旬以降は現実には行われなくなっていたのであり,また,本件審決の執行が免除されていた間に本件違反行為が再び行われたことは窺えないから,相手方に執行免除を得させたことにより本件審決の執行が約1年6か月にわたり妨げられたとはいえ,本件違反行為の速やかな排除という公益上の要請が害された程度は実質的には低いものといえる。」
・審決執行が免除されていた期間が上記より長期にわたる事案では、免除期間を明示せず、その間再度の違反行為に及んでいないこと等に言及して半額免除

三菱重工業㈱に係る保証金没取申立事件
(東京高等裁判所 06/05/2010)
「相手方が,裁判を受ける権利の濫用であると評価されるような訴訟活動を行ったり,不当に訴訟係属を長引かせるような訴訟活動をしたことはうかがわれない。」「本件審決より約8年前の平成10年9月17日まで本件違反行為を行ったが,それ以降現在まで,審決の執行免除がなされている期間も含め,本件違反行為を行っていない。ちなみに,相手方は,平成20年4月1日,ごみ焼却炉事業を廃業している。したがって,本件執行免除がされたことにより,本件違反行為が繰り返されるというような重大な公益上の損害は生じていない。」「相手方が安易に本件執行免除の申立てをしたことは否定することができないが,それが濫用的なものとまでいうことはできない上,本件執行免除が認められたことで競争秩序の速やかな回復という公益上の要請が損なわれた程度もそれほど重大なものとまでいうことはできない。」

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