« 知的財産権濫用事件:GBX工業会(警告) | トップページ | 【随時更新】リンク集 »

企業結合第二次審査/北越紀州製紙・東洋ファイバー)

【第2次審査へ移行(平成22年度4件目)。】
【第2次審査へ移行するタイミングで当事会社が案件を公表した事例】

【無条件クリアランス(02/15/2010)】【市場シェア100%案件】

「北越紀州製紙株式会社による東洋ファイバー株式会社の株式取得に関する意見の受付について」(公取委 11/29/2010)
・意見受付01/04/2011迄、その後1ヶ月でクリアランス

※審査対象「
バルカナイズドファイバーの製造販売業(日本全国) 」
※案件の概要: 株式取得
※報道発表「株式の取得の検討開始に関するお知らせ」(
北越紀州製紙・東洋ファイバー 11/26/2010)
「北越紀州が東洋ファイバーの発行済株式総数の20%超の株式を取得し、東洋ファイバーを北越紀州の持分法適用会社とする」「将来的には完全子会社化とすることも視野」
・参考: 企業結合ガイドライン第1-1(1)

※「北越紀州製紙株式会社による東洋ファイバー株式会社の株式取得について 」(公取委 02/15/2011)
・バルカナイズドファイバーは,国内においては当事会社のみが製造販売しており,本件株式取得後,当事会社の市場シェアは100%となる。バルカナイズドファイバーは,ドイツ及び中国においても製造されているが,現在のところ輸入は行われていない。また,新規参入容易であるがその蓋然性は低い
・バルカナイズドファイバーにおいては,輸送費用については製造側が負担するという商慣習が存在しており,需要者にとっての地域差は存在しないこと,各地に物流拠点が存在し,生産拠点から全国各地への配送が可能な体制が確立されていることから,地理的範囲は「日本全国」として画定した。

・問題は「バルカナイズドファイバーと代替素材との競争関係」
・「仮に本件株式取得後に当事会社がバルカナイズドファイバーの価格を引き上げたり,その品質改善を怠ったりすれば,電気絶縁用途においてはバルカナイズドファイバーから工業用PET等への切替えがますます促進されることになり,研磨ディスク用途においても,間接ユーザーに対して供給されるファイバーディスクの価格が上昇したり品質が向上しないことで,ファイバーディスクからフラップディスク等への切替えが促進されることになるため,本件株式取得後に当事会社がそのような行為を行うこととはならないと考えられる。 」

|

« 知的財産権濫用事件:GBX工業会(警告) | トップページ | 【随時更新】リンク集 »